宝珠硯

所蔵資料登録番号A002308
作品・資料名宝珠硯
制作時代・年代平安時代初期(8世紀末)
窯・作者黒笹3号窯/猿投窯 Sanage ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県
伝来・出土黒笹3号窯跡出土
資料点数1点
寸法高2.7 幅18.5×14.4
寄贈者本多静雄氏寄贈
作品解説 古代の陶硯は円形や方形のものが多く、本資料は特殊な形態のものである。猿投窯は愛知県名古屋市東郊の低丘陵地帯に分布する東海地方最大の古窯群跡で、本資料は昭和29年(1954)に、猿投窯の調査研究の先駆者として知られる本多静雄氏によって窯跡で採集されたものである。その翌々年、無名の工人が作った日常生活用品に美的価値を見出す「民芸運動」を大正年間から提唱した柳宗悦氏が本資料に注目し、その作行を賞賛している。

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