建盞

所蔵資料登録番号A002752
作品・資料名建盞
制作時代・年代南宋時代(12世紀~13世紀)
窯・作者建窯 Jian ware
制作/生産地(現在の地名)中国
資料点数1点
寸法高7.0 口径12.4 底径3.6
寄贈者加藤舜陶氏寄贈
作品解説【ウサギの毛か、稲穂の先か】
 江南地域の建窯で生まれた盞(碗)は茶を飲むのに最適な器として、日本でも「天目(てんもく)」という名で珍重されました。中国の天目山の禅寺から、留学僧がこの種の器を持ち帰ったことに由来します。本作は、線状の文様がウサギの毛のようなので、「兎毫盞(とごうさん)」とよばれます。日本では稲穂の先(禾(のぎ))ととらえ、このような茶碗を「禾目天目(のぎめてんもく)」ともいいます。

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