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灰釉椀

所蔵資料登録番号A001528
作品・資料名灰釉椀
制作時代・年代平安時代前期(9世紀)
窯・作者猿投窯 Sanage ware
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土矢作川河床出土
資料点数1点
寸法高4.9 口径16.1/16.7 底径7.9
作品解説 椀は奈良時代に金属器を模倣して須恵器として成立し、人工的に刷毛塗り施釉された灰釉椀は平安時代初期に緑釉陶器の生産技術に影響を受けて生産が始まった。椀・皿類は灰釉陶器において最も多く生産された器種で、畿内や東日本を中心に日本各地へ供給された。矢作川は愛知県西三河地方を貫流する河川で、各種用水や内陸舟運の幹線として大きな役割を果たしてきた。矢作川河床遺跡は縄文時代から近代にかけての遺物が河川敷から多量に出土する全国的にも希少な遺跡である。

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