四耳深鉢

所蔵資料登録番号A000197
作品・資料名四耳深鉢
制作時代・年代縄文時代中期
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土長野県東筑摩郡山形村出土
資料点数1点
寸法高32.0 口径22.0 底径8.2
作品解説 土器が最も発達した縄文時代中期の、中部山岳地方の特徴的な深鉢である。突線によって区切られた胴部には全面に縄目文様が施され、口縁部には耳状の取っ手が4つ付けられている。上方へ高く突き出た取っ手の形が燃えあがる炎のように見えるため、「火炎型土器」とも呼ばれる。バケツ状の形をした「深鉢」は食物の煮炊きに用いられる調理容器であるが、豊かな装飾を施すことによって、自然の恵みに対する感謝と祈りの器としての役割も果たしていた。

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