金盛色絵バラ絵鉢

所蔵資料登録番号A001024
作品・資料名金盛色絵バラ絵鉢
制作時代・年代大正時代(20世紀)
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県名古屋市
資料点数1点
寸法高8.0 口径31.1 底径17.1
寄贈者湯浅四郎氏寄贈
作品解説【名古屋絵付 平筆一本で描かれたバラの花】
松風陶器(しょうふうとうき)名古屋支店は、名古屋の陶磁器生産が大いに発展した明治39(1906)年に、京都の松風嘉定(しょうふうかじょう)の輸出用陶磁器製造会社の絵付け部門として設立されました。海外バイヤーの依頼に応え、瀬戸・美濃の白素地(しろきじ)に上絵付けして完成させる加工完成業者の大手として、1970年代まで多くの輸出陶磁器を生み出しました。金彩や鮮やかな色の絵の具を多用して器のほぼ全体を文様で埋めつくすのが特徴の名古屋絵付けは、素早く仕上げるためにほとんどの絵柄を平筆のみで描き上げられています。バラの花は北米輸出向けの人気のモティーフでした。

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