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色絵金銀菱繋文茶碗

所蔵資料登録番号A002678
作品・資料名色絵金銀菱繋文茶碗
制作時代・年代江戸時代初期(17世紀)
窯・作者野々村仁清 NONOMURA Ninsei
制作/生産地(現在の地名)日本、京都府
伝来・出土近衛家伝来
資料点数1点
寸法高8.5 口径12.5
作品解説【青いきらめきをおびた漆黒の茶碗】
17世紀中頃、京都の仁和寺前に築いた御室窯で雅な色絵陶器を焼いたことで一躍有名になった京焼名工、仁清の茶碗です。高台内には「仁清」の小印が押されています。
胴部を絞り、口縁部に向かって緩やかに広がる形状をした薄造りの茶碗で、高台脇を菊花状にへらで削ることで手取りを驚くほど軽くしています。
この茶碗の胴中央部には、帯状に金銀の菱文を描かれ、その周囲には青い光沢をおびた黒釉が施されています。落ち着いた雰囲気の中にも、艶やかで洗練された美意識が感じられる逸品です。

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