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瑠璃地金彩鶉図瓶

所蔵資料登録番号A007519
作品・資料名瑠璃地金彩鶉図瓶
制作時代・年代明治11年(1878)
窯・作者瓢池園 Hyouchi-en/泉梅一 IZUMI Umeichi
制作/生産地(現在の地名)日本、東京都江東区(旧:東京深川区東森下町)
資料点数1点
寸法高33.0 口径12.5 胴径15.8 底径9.2
寄贈者竹田光彦氏寄贈
作品解説瓢池園(ひょうちえん)は、ウィーン万国博覧会の出品のために日本政府が設立した「博覧会事務局附属製陶所(はくらんかいじむきょくふぞくせいとうしょ)」の事務官を務めた、河原徳立(かわはら・のりたつ)が明治6年、1873年に東京深川区、現在の東京都江東区に設立した輸出用陶磁器の絵付け工場です。日本画の優美さを損なうことなく陶磁器に描いた繊細な作風が評価され、多くの博覧会で好評を博しました。明治17年に名古屋に工場を移転して、森村組の専属工場となりました。この花瓶は、鮮やかな瑠璃釉に金彩のみで絵付けされており、瓢池園の洗練された作風がうかがえる作品です、底裏に記された記念銘から、博覧会などの出品作として制作され、名工として知られた画工の泉梅一(いずみ・うめいち)が、絵付けしたものであることがわかっています。

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