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瀬戸風景2022
| 所蔵資料登録番号 | A007409 |
|---|---|
| 作品・資料名 | 瀬戸風景2022 |
| 制作時代・年代 | 2022年 |
| 窯・作者 | 川田知志 KAWATA Satoshi/エクシィズ株式会社 X-iS Corporation/杉浦製陶株式会社 Sugiura Pottery Co., Ltd. |
| 制作/生産地(現在の地名) | 日本、愛知県瀬戸市、岐阜県多治見市 |
| 資料点数 | 1点 |
| 寸法 | 総高455.0 幅1472.0 |
| 作品解説 | 日本最大級の窯業地である瀬戸は、良質な陶土をはじめやきものづくりに欠かせない天然資源に恵まれ、やきものづくりを軸としてまちなみが形成されてきました。かつて、昭和を代表する洋画家・北川民次は瀬戸にアトリエを構え、黒煙を吐き出す無数の煙突、露天掘りで山肌が露わになった鉱山、そこで働き暮らす人々を描きました。そしていくつかの絵を瀬戸の窯元の協力を得ながら陶壁画として残し、瀬戸ならではの風景を生み出しました。 本作はそのような地域固有の文脈に根差し、美術家・川田知志が瀬戸を歩いて2022年の風景をタイルに描き留めたものです。現在では昭和の時代に数多く見受けられた煙突や工場は減少し、日本各地に偏在する新興住宅やマンションのなかに埋もれつつあります。 これは時代の流れによる新陳代謝とも言えますが、一方では風景の全国的な均質化とも言えるでしょう。やきもののまちである瀬戸の姿は、徐々に消失し変化しているのです。しかし、注意深く目を向けると、今なお垣根には埋め込まれたエンゴロや棚板・ツクといった窯道具、新興住宅の地盤には夥しい数の陶片が埋まっており、やきもののまちらしさは見出せます。 また、本作が設置されているこの場所は、遠い昔に大量のやきものを生み出した窯跡であり、現在の瀬戸の足元にはやきものを生産していた膨大な記憶が眠っているという窯業地ならではの特性も示唆しているのです。 |
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