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交差するかたち

所蔵資料登録番号A007407
作品・資料名交差するかたち
制作時代・年代平成30(2018)年
窯・作者長江重和 NAGAE Shigekazu
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県瀬戸市
資料点数1点
寸法高61.4 幅45.0
作品解説 長江重和は、鋳込み成形を用いた造形の第一人者であり、世界的に活躍しています。一般的に鋳込み成形は、食器など同一形状の製品を大量に作るため技法として用いられます。それゆえ焼成時にゆがみが生じると、失敗品とされます。しかし長江は、そのゆがみを磁器の性質のひとつと捉えて造形に取り入れることで、鋳込み成形がもつ創造的な可能性を提示しました。
 本作は三角の四面体を鋳込み成形し、底面となる部分を切り抜くことで帯状にしたものを、二つ組み合わせています。そして窯道具に吊るして焼成し、焼き歪ませることで、独自のしなやかさをともなう造形となっています。

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