鉄釉四耳壺

所蔵資料登録番号A007382
作品・資料名鉄釉四耳壺
制作時代・年代室町時代・永正16年(1519)
窯・作者瀬戸窯 Seto ware/美濃窯 Mino ware
制作/生産地(現在の地名)日本、愛知県または岐阜県
資料点数1点
寸法高35.5 口径12.4 胴径31.5 底径13.7
作品解説【茶葉を大切に保存します】
中国で香辛料の容器として使われていた四耳壺は、日本では茶葉の容器として賞玩されました。このような唐物茶壺を模し、14世紀後半に瀬戸、信楽、丹波、備前など陶産地において四耳壺の生産がはじまります。
本器の底部には「うはかふところ 永正拾六年 四月日」と線刻があります。現在最も古いとされる東京国立博物館蔵の永正9年(1512)の壺、国立歴史民俗博物館蔵の永正13年(1516)の壺に次ぎ、3番目に古い和製の茶壺であり、当館の誇る貴重な資料です。
全体には装飾性を抑えた壺ですが、肩の上に4か所付けられた耳は、2本のねん土紐をねじって丁寧につくられています。

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