志野織部耳付水指

所蔵資料登録番号A001659
作品・資料名志野織部耳付水指
制作時代・年代安土桃山時代(16~17世紀初頭)
窯・作者美濃窯 Mino ware
制作/生産地(現在の地名)日本、岐阜県
資料点数1点
寸法高17.7 口径15.2 胴径18.3 底径17.7
作品解説志野と織部は焼成技術が異なる。志野は大窯(おおがま)(焼成室が単室)で、織部は連房式(れんぼうしき)登り窯(焼成室が複数あり、一室づつ焼成する)で焼かれたが、熱効率ははるかに登り窯の方がよい。志野織部とは登り窯で焼成された志野のことで、この水指のように釉薬がガラス質に解けきって下絵が明瞭である。本作品は胴部を引き締め、縦へら目を数カ所入れ、個性的な輪耳を付け、大胆な作振りである。中に何かを入れて焼成したらしく、輪トチン跡が残っている。

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