黄瀬戸茶碗

所蔵資料登録番号A000144
作品・資料名黄瀬戸茶碗
制作時代・年代安土桃山時代(16~17世紀初頭)
窯・作者美濃窯 Mino ware
制作/生産地(現在の地名)日本、岐阜県
資料点数1点
寸法高7.2 口径11.0 底径10.9
寄贈者川崎音三氏寄贈
作品解説【もとは食器だったけど・・・】
桃山時代を代表する器のひとつである黄瀬戸の中でも、半筒形(はんづつなり)と呼ばれるやや浅めの筒形の茶碗です。高台は大きく低い正円で、見込は茶だまりがなく平らに作られていることから、喫茶の器として用いられる前は食器として用いられていたと考えられています。
器の側面に印刻された愛らしい花と、胴に粘土ひもをめぐらせた胴紐の飾りが見どころです。

2002『愛知県陶磁資料館コレクション 日本陶磁5000年の至宝』
黄瀬戸とは黄色の瀬戸焼の意味で、鉄化粧に灰釉を二重掛けするか、灰釉に黄土を混ぜるなどして黄色く発色したものをいう。美濃(岐阜県東南部)で焼かれはじめたが、その期間は天正年間(1573~1592)中頃から慶長年間(1596~1615)中頃までと考えられている。この茶碗はその時期の特徴をよくとどめており、正面には素朴な草花が描かれ、胴部に胴紐をめぐらせ、底部は大きく正円形の碁筍底高台(ごけぞこ)が削り込まれている。全体は薄く施釉して明るくやわらかな黄色に発色している。もとは向付などの食器として作られたものを後に茶碗へ転用したものと思われる。

2009『志野・黄瀬戸・織部のデザイン』
ロクロ水挽き成形され、底はへら削り輪高台である。側面に線刻梅花文様、内面底部に折り枝印花文様が施されている。

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