大甕

所蔵資料登録番号A001731
作品・資料名大甕
制作時代・年代古墳時代後期(6世紀~7世紀)
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土伝・瀬戸内地方出土
資料点数1点
寸法高45.5 口径24.5 胴径42.5
作品解説 須恵器の特徴は、高温で焼成するため、水の漏らないことにある。土器は煮炊きするには好都合であるが、液体の貯蔵にはむいていない。須恵器が急速に普及したのは、こうした利点によるものであろう。水の漏らない大甕の登場は、単に液体の貯蔵が楽になったということより、酒作りや染物等の産業の発展に寄与するものであったといえる。この甕は、白い胎土に明るい黄緑色の自然釉の掛かった甕で、灰釉陶器の出現を予測させるものである。

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