『波状文広口壺』の画像

波状文広口壺

所蔵資料登録番号A007190
作品・資料名波状文広口壺
制作時代・年代三国時代(5世紀)
制作/生産地(現在の地名)韓国
伝来・出土加那
資料点数1点
寸法高18.3 口径16.1 胴径17.7 底径6.0
寄贈者小池喜久代氏寄贈
作品解説【日本のやきものにも影響、交流の深かった加耶(かや)のやきもの】
加耶は百済(くだら)と新羅(しらぎ)に挟まれた小国家群で、豊かな鉄生産を背景に発展し、日本列島と密な交流を持ちました。本作は陶質土器(とうしつどき)と呼ばれる硬く焼き締まったやきもので、日本の須恵器(すえき)の源流となり、日本のやきもの史に大きな影響を与えました。
 陶質土器は水漏れしにくいため、液体を入れるのに重宝し、本作のような壺(つぼ)も多く作られました。口に数段の粘土の帯(おび)と、櫛(くし)で付けた波状(なみじょう)の文様が巡りますが、この装飾法は日本の須恵器も共通します

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