灰釉蕨手唐草文手付水注

所蔵資料登録番号A007201
作品・資料名灰釉蕨手唐草文手付水注
制作時代・年代鎌倉時代（14世紀前半）
窯・作者瀬戸窯　Seto ware
制作/生産地（現在の地名）日本、愛知県瀬戸市
伝来・出土出土地不詳
資料点数1点
寸法高19.3 口径3.0 胴径18.8 底径10.0
文化財指定愛知県指定文化財（工芸） / Important Cultural Property of Aichi Prefecure
寄贈者市橋保氏寄贈
作品解説【猿投窯（さなげよう）の継承者、高級品志向の瀬戸窯（せとよう）】
愛知県北部にある瀬戸窯は、その南西に所在した古代最大の窯跡である猿投窯の技術が伝播して開かれました。釉薬（ゆうやく）をかけた陶器の生産を止めた猿投窯に変わり、瀬戸窯は12世紀末に再び愛知県内で釉薬をかけた高級陶器の生産を開始しました。
瀬戸窯のやきものは、当時最高峰の輸入された中国のやきものに由来する形が多く、本作も中国の水注（すいちゅう）をモデルにしています。本作の表面は、ワラビ形、花形のスタンプを押し組み合わせ、花唐草文で飾られています。

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