装飾付台付壺

所蔵資料登録番号A001415
作品・資料名装飾付台付壺
制作時代・年代古墳時代後期(6世紀前半)
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土伝・京都府宇治市木幡古墳出土
資料点数1点
寸法高42.5 口径15.9 胴径17.0 底径20.4
作品解説【死者への手向け(たむけ)、動物×壺(つぼ)の共演】
須恵器(すえき)は機能美とも取れるシンプルな造形が多いですが、本作のように非常に手の込んだ装飾的な造形の一群があります。これらを装飾須恵器(そうしょくすえき)と称していますが、7世紀前半頃までの古墳時代後半期に限定され、多くは古墳に副葬されました。
本作は、肩に三つの子壺(こつぼ)、子壺の間にシカ・イノシシ・イヌの小像が一つずつ添えられています。こうした動物たちは古墳の墳丘(ふんきゅう)や周囲に並べられた埴輪(はにわ)にも見られ、当時の古墳時代の人々にとって身近な存在だったのでしょう。

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