『樽形はそう』の画像

樽形はそう

所蔵資料登録番号A001400
作品・資料名樽形はそう
制作時代・年代古墳時代中期(5世紀)
窯・作者陶邑窯 Sue mura ware
制作/生産地(現在の地名)日本
資料点数1点
寸法高17.8 口径9.1 胴径14.4/19.6
作品解説【樽形(たるがた)の胴が特徴的、胴(どう)の孔(あな)は何のために?】
本作の名前にある「瓦」と「泉」を組み合わせた見慣れぬ漢字は、ハソウと読み、胴に孔が開けられた壺(つぼ)のことを指しています。ハソウの多くは胴が丸いですが、本作の胴は樽のような形を横倒しにした格好をしています。
胴の孔から水が漏れてしまいそうな本作ですが、孔に竹のような中空の植物の茎を差し込み、清らかな水や酒などの液体を入れ、注ぐ用途に使われました。ハソウは須恵器(すえき)作りの技術とともに、朝鮮半島南部から伝来した形です。

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