所蔵資料登録番号A001300
作品・資料名
制作時代・年代古墳時代前期(4世紀)
制作/生産地(現在の地名)日本
伝来・出土関東地方出土
資料点数1点
寸法高27.6 口径15.8 胴径25.2 底径7.9
作品解説【シンプルな土師器(はじき)の世界、時には飾った祭祀用も】
 弥生土器(やよいどき)が縄文土器(じょうもんどき)と異なる系譜で始まったのに対し、土師器は弥生土器の系譜を直接引いています。3世紀に始まる古墳時代以降、江戸時代の終わる19世紀頃までの土器を総称して土師器と呼んでいます。
 4世紀頃までの土師器は弥生土器と形が似通っていますが、大きな傾向として薄造りでよりシンプルな造形に変わっていきます。本作は土師器の中では装飾的な作例で、帯状(おびじょう)の口や、紐状(ひもじょう)、ボタン状の飾りのついた祭祀用の壺(つぼ)です。

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