高田寺本堂 附 護摩札/厨子

分類国指定
種別建造物
所在地北名古屋市高田寺
所有者高田寺
指定年月日T9.4.15
時代室町中期
詳細解説高田寺は、寺伝によれば養老4年(720)行基の開基といい、現在は天台宗に属している。現存する本堂の建立に関しては史料を欠くが、建築様式から判断して鎌倉時代末期から室町時代中期頃の建立と考えられている。
桁行5間、梁間5間、入母屋造、檜皮葺で、軒は二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)。柱は全て円柱で、長押を使わずに貫で固める。間取りは、前方の間口5間、奥行2間を外陣(げじん)、その奥中央の3間×2間を内陣(ないじん)、両脇を脇陣、背面1間通りを後陣とする中世密教本堂の典型的平面をとる。
外陣内には柱を立てず、内陣正面の柱から外陣正面の柱へ梁行2間の虹梁(こうりょう)を渡す梁組を見せる。内陣正面には中央間に蔀戸(しとみど)、両脇間にはめころし格子戸を入れ、内法上には吹寄菱格子欄間を入れ、外陣との境を厳格に区画する。内陣の後方には大型の須弥壇(しゅみだん)を置き、その上に一間四方、入母屋造、こけら葺の禅宗様でまとめられた厨子(ずし)を安置する。
本県には数少ない中世密教仏堂の遺構として貴重な堂である。(岩田敏也)

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