足助のヒメハルゼミ

分類県指定
種別天然記念物(動)
所在地豊田市岩神町香福庵
所有者豊田市
指定年月日S43.12.11
詳細解説ヒメハルゼミはセミ科の中でも最も小さく、体長23~30mmである。体は緑色を帯び、黒・淡褐色の斑点があり、翅は透明である。6月下旬から8月上旬ごろ、短期集中で発生し、シイ・カシなどの林で間歇的に一斉に鳴く。成虫・幼虫共にシイ・カシ等の樹液のみを食性とし、生息地はそれらの樹木が茂る社寺林のいわゆる「鎮守の森」等に限られ、局所的である。本州以南に分布し、北限産地の新潟県・茨城県をはじめ、各所で「天然記念物指定」されている。当該地の御堂山は、シイの大木が多く古くからこのセミの群生地として知られている。現在、愛知県には市町村指定天然記念物のヒメハルゼミ生息地が、豊川市・新城市・岡崎市(旧 額田町)など数ヶ所ある。
参考資料
林正美監修(2003年)「週間 日本の天然記念物41ヒメハルゼミ」小学館

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