城宝寺古墳

分類県指定
種別史跡
所在地田原市田原町
所有者城宝寺
指定年月日S50.12.26
時代古墳
詳細解説田原市は神明社古墳、籠池古墳、新美古墳の他幾つかの古墳が見受けられるが、本古墳は渥美半島における最大の横穴式石室をもつ円墳として知られる。渡辺崋山の菩提寺城宝寺の境内にあり保存状態は良好である。墳丘規模は周辺の削平があるが、直径20m前後と推定される。
石室が現墳丘中央部から西に偏していることから往時はさらに西にのびる大きな規模を呈していたものと推測される。
完全に原形を留めている片袖式玄室は長さ6.4m、幅2.4m、高さ2.4m、5枚の天井石を乗せていて大形である。羨道は長さ3m以上で、石室全長は9.4mと長大である。
古くから開口されていたためなんらの副葬品をも残していないが、石室構造から6世紀後半の築造とみられる。

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