長湫の警固祭り

分類県指定
種別無形民俗
所在地長久手市長湫
所有者長湫警固祭り 保存会
指定年月日H17.3.22
詳細解説長湫の警固祭りは、龍泉寺合宿に参加していた時の形態を、地元の祭礼に再現したものである。警固祭りでは標具(ダシ)を中心とした豪華な馬具で飾り付けた馬を、鉄砲隊や棒隊などが隊列を組んで、氏神の景行天皇社に奉納するものである。この祭りは、豊作感謝の祭礼として、現在は不定期ながら10月15日に近い日曜日に行われる。
祭礼当日は、早朝に垢離(こり)取り(清めの儀式)を行い、東切、西切の二地区が各々の集合地点(馬宿)から隊列を組んで出発、地域を練り歩き、所々で火縄銃を一斉に発砲する。撃つときは、片ひざを落とし、銃を斜め上に構えて発砲する。その後、神社前で東西が出会いの挨拶を交わして合流し、神社へ向かい、境内へ登る。そして馬とともに境内を周り、奉納の立てこみで疾走する。しばらくして棒の手が奉納される。奉納が終わると、隊列はそれぞれの地域をまわり馬宿に戻って祭りは終了する。
標具は地区を象徴するもので、長湫の標具は、大団扇に丸を描き、その両翼には「天下泰平」「國家安穏」の2本の幟を立てる。

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