万足平の猪垣
| 分類 | 県指定 |
|---|---|
| 種別 | 有形民俗 |
| 所在地 | 岡崎市中金町 |
| 所有者 | 万足平猪垣管理会 |
| 指定年月日 | S56.2.23 |
| 時代 | 江戸 |
| 詳細解説 | 万足平の猪垣は、猪や鹿などが田畑に入ることができないように築いた石積みのもので、長さは612mに及んでいる。猪垣の断面の形は底幅1m30cm、上幅60cm、高さ2m程の台形を成していて、山側部分の壁がわずかに反り、猪が飛び越えにくい形となっている。積まれた石材は、地元から産出する黒雲母片麻岩で、この石は石目に沿って力を加えると平らに割れ、積み重ねやすい材質である。また猪垣の一角には人が山仕事に出入りするための木戸が作られている。 猪垣が構築されたのは、寛政期以前からであるが、現在の姿になったのは文化文政期頃である。万足平の田尻と呼ばれる辺りは淡渕村の荻原孫左ェ門が積んだと伝えられている。このように積んだ人の名が残っている所もあるが、ほとんどは地元の農民の共同作業で築かれた。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
