大川神明宮の舞台
分類 | 県指定 |
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種別 | 有形民俗 |
所在地 | 岡崎市大高味町 |
所有者 | 大川神明宮 |
指定年月日 | S51.11.1 |
詳細解説 | 大川神明宮の舞台は、岡崎市大高味町の大川神明宮境内の本殿に向かって建てられている。これは、江戸時代後期から昭和30年代頃まで舞台として活用されてきた。現存する舞台は明治15年(1882)に棟梁杉本友吉によって建てられ、その後幾度かの修復を重ね、今に至っている。 建物は桁行10.9m、梁間9.08m、茅葺き入母屋造りで、棟には千木を載せている。床高は0.87mあり、直径6.7mの回り舞台が切られている。回り舞台は22個の木車が付いた皿回し式で、背面の4ヶ所に腕木が付き、床下で操作する。その中に3.6m×1.5mの穴が切られ、屋根裏の太鼓(轆轤、現在はない)でせり上げられた。また、0.75m四方の切穴も2ヶ所あり、箱枠の底にロープをつけて万力で上下させた。舞台の上手には太夫座があり、下手が幕だまりとなっている。二重台と花道の一部が保存されている。 茅葺きの優美な姿とともに、舞台としての数々の装置を備えており、明治中期の典型的な舞台である。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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