二川宿本陣宿帳 附(頂戴御金割賦帳/本陣地図)

分類県指定
種別有形民俗
所在地豊橋市二川町 豊橋市二川宿本陣資料館
所有者豊橋市
指定年月日S41.1.17
時代江戸~ 明治 3
詳細解説二川宿本陣宿帳は、二川宿の馬場家が本陣職を引き継いだ文化4年(1807)から慶応2年(1866)までの60年間のものである。大福帳型の帳面は33冊で、木箱に納められていた。33冊の内訳は、年代順に利用者の姓名・休泊の別を記した「御休泊早見」1冊、文政7年(1824)から安政6年(1859)の間に二川宿を通行した大名等の姓名等を記録した「御通行日記」1冊、利用者の具体的休泊内容を記述した「御休泊記録」31冊に分かれる。
「御休泊記録」は「御宮・公家」と「御寺院」「御三家」「御公儀」と「諸大名」に分類されている。「諸大名」はさらに「い・ろ・は」順に分かれている。ここには、日付と姓名・前後の宿泊地が記され、その後に休泊の別・頂戴金の額・献上物の有無・供の人数と食事代等が書かれている。宿泊した場合にはさらに詳しく、先触れの時期・関札役人や宿割役人の動向・到着時刻や調度品の数、例年と異なる特記事項など詳細に記録している。江戸時代の大名等の通行、本陣の利用状況等が詳細にわかる史料である。

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