挙母神社の山車

分類県指定
種別有形民俗
所在地豊田市内
所有者挙母神社山車保存会
指定年月日S39.10.14
時代江戸 文政年間
詳細解説挙母まつりは挙母神社の祭礼で10月第3土・日に行われる。この祭礼に最初に山車が登場したのは寛文4年(1664)という。現在では本町・東町・南町・神明町・中町・喜多町・西町・竹生町から合わせて8輛の山車が曳きだされる。その構造は2層でハマ(木輪)と呼ぶ車輪は外輪、唐破風の屋根を6本の柱で支え周囲には高欄があり、その後部は御簾で覆い前部は吹きぬきである。正面高欄下にも唐破風が附属し簾幕と呼ばれる御簾に白い注連縄を掛け、下部には舞台と呼ばれる前台、後部に二本の梶棒がある。水引幕と大幕で高欄下の三方を覆って飾る、これらの多くは江戸時代後期から大正にかけて製作されたものである。前日の試楽には樹木地区と下町地区の2ヶ所に分かれて町内曳き、翌日が本楽で神社へ勢ぞろいした後、夕方に勇壮な掛け声と囃子の高鳴る中、紙ふぶきが舞い、次々と町中へ曳き出されていく。

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