犬山祭の山車

分類県指定
種別有形民俗
所在地犬山市犬山地区
所有者一般社団法人 犬山祭保存会
指定年月日S39.10.14
時代江戸 慶安3外
詳細解説犬山祭には13輌の車山が登場する。そのうち12輌は三層構造で、その高さは約8メートルある。一層目を下山と呼び囃子方、二層目は中山と呼ばれからくり人形の操り方が乗る。からくり人形は唐破風を四本柱で支える上山と呼ばれる三層目で演じられる。残る一輌は船形である。これらは犬山で発達した山車形態なので犬山型と呼ばれている。
下山の側面に飾られる水引幕や中山の中幕、各層に付けられる素木(しらき)や金箔の張られた彫刻など、様々な装飾を施している。これらの多くは江戸時代後期から明治時代中頃までに、名古屋と犬山の職人の手で製作されたものが多い。
からくり人形の内容には、乱杭渡り、綾渡り、大車輪、蓮台や木の上での倒立、面かぶり、人物から社殿に変身など多彩な物が残されている。これらは糸や差し金を使って行われ、多くの人による息の合った操作技術も見所である。

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