尾張藩領産物帳

分類県指定
種別歴史資料
所在地名古屋市瑞穂区瑞穂通 名古屋市博物館
所有者名古屋市
指定年月日H10.2.20
時代江戸中期
詳細解説袋綴じ和装本で彩色絵図入り筆写本。縦29.2cm 横20.1cm
18世紀半ばに全国から幕府へ提出された産物帳の提出原本は確認できない。現存しているものは、その控本か後代の写本であり、産物帳全体の約3割程度が発見されているにすぎない。尾張藩領の産物帳は本帳の他に徳川林政史研究所・国会図書館・岩瀬文庫所蔵の3本があるが、これらはそれぞれ不完全な箇所のある欠本で、全体を合してもなお不備である。それに比べて本帳はほぼ完本であり、書写年代は書体からみて調査当時を隔たらないと推定される。幕府への提出原本との見方もあるが、藩で作成した正式の控え、もしくはその転写本と考えられ、尾張本草学の基礎をなした。

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