尾張国絵図

分類県指定
種別歴史資料
所在地名古屋市中区三の丸 愛知芸術文化センター愛知県図書館
所有者愛知県
指定年月日S60.11.25
時代江戸 元禄14
詳細解説元禄十四年尾張国絵図
法量 442.5×291.8㎝
現表紙 納戸色魚子織 57×51㎝
厚表紙 鳥ノ子紙 56×49㎝ 外題「尾張国絵図」 方形(2.5×1.0㎝) 黒印「酉改」捺印
尾張国絵図(年月欠)
法量 411.7×264.7㎝
現表紙 納戸色魚子織 47×43㎝
折裏書き「尾張国御国方役所」
江戸幕府が全国の土地と生産高把握のために行った国絵図作成は、正保元年(1644)、元禄9年(1696)、天保2年(1831)の三度あり、各々数年ないし十数年をへて完成している。
元禄十四年尾張国絵図は、絵図元である尾張藩の控図と思われる。しかし、献上本も模写本も現存せず、本絵図は幕撰の元禄国絵図の様相をうかがえるだけでなく、元禄期の尾張国の状況を知るうえにも貴重な資料である。
年月欠の国絵図は、元禄国絵図作成のための正保度献上国絵図の模写図である。元禄10年、改定のために幕府は正保度献上国絵図の貸与を絵図元の各藩に内示しているのでその節の尾張藩の模写図と思われる。
正保度の尾張国絵図は、献上本も模写本も現存せず貴重な歴史資料である。

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