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瀧山寺鬼祭り

分類国指定
種別無形民俗
所在地岡崎市
所有者等瀧山寺鬼祭り保存会
指定年月日R7.3.28
指定理由鬼が追われるのではなく、災厄や悪霊を祓い、福を与える存在として登場する民俗行事は日本の各地に散見され、仏教寺院の修正会と結びついて伝承されてきたものが多い。本件は、このような除災招福を願って行われる鬼祭りの典型的な性格を伝えており、愛知県下においては、火祭りの形態をとる修正会の鬼祭りの唯一の伝承例でもある。三河地方における鬼祭りの地域的な様相や我が国における民間信仰の変遷を考える上で重要である。
詳細解説愛知県岡崎市の瀧山寺に伝承される鬼祭りで、正月の法会である修正会に行われる。鬼祭りは、その年の豊作を祈願する庭祭りと、災厄を祓う鬼の出る火祭りから主に構成される。庭祭りでは、十二人衆と呼ばれる一団が瀧山寺境内の舞台の上で、田打ちから田植えまでの稲作の作業を模擬的に演じ、豊作を祈願する。その後、鬼面と赤い装束をつけた3匹の鬼が現れ、火祭りとなる。

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