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知立の松並木

分類県指定
種別天然記念物
所在地知立市山町地内及び牛田町地内
指定年月日R5.8.4
詳細解説知立市には江戸時代に、東海道池鯉鮒宿が置かれた。江戸幕府は慶長9(1604)年に一里塚設置や並木植栽を命じており、「知立の松並木」もこの頃整備されたものと思われる。
松並木は時代の経過とともに減少していき、当地においても伊勢湾台風による被害等の影響で松が減少していった。これに対して市民によって保存運動が起こり、昭和40年代には水はけをよくするための排水管埋設や松の補植が行われた。現在は江戸時代の東海道の面影を偲ばせる景観を構成している。
知立市は平成24年度と30年度に毎木調査を実施している。現在は生育状況及び遺伝子解析調査を実施するとともに保存活用計画を作成中で、将来にわたって松並木を保存していくための取組を行っていることから、県指定天然記念物にふさわしく、指定によって、より一層の保存と活用を図ろうとするものである。

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