小呂湿地

分類県登録
種別天然記念物
所在地岡崎市小呂町
所有者個人
指定年月日R5.8.4
詳細解説標高160~170mの丘陵地帯の谷間に成立した湧水湿地である。かつて水田として利用されていたが、利用停止後に現在のような環境へ復帰していったとみられる。岡崎市内の丘陵地にはかつて多くの湧水湿地が点在したが、宅地開発等によって多くが消滅し、現在比較的大きなものは本湿地と北山湿地(県指定天然記念物)の2個所のみである。
本湿地ではハッチョウトンボやサギソウなどといった希少な動植物が生息、生育しており、生物多様性の観点からも重要度の高い湿地である。
平成16年からはボランティア等による保全作業が行われ、平成19年に市民ボランティアグループ「おかざき湿地保護の会」が設立されて、現在は毎月第1土曜日に保全活動を行っていることから、県登録天然記念物にふさわしく、登録によって、より一層の保存と活用を図ろうとするものである。

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