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陶芸 黄瀬戸・織部

分類県登録
種別無形文化財
所在地瀬戸市赤津地区
保持者・保持団体加藤圭史
指定年月日R5.8.4
詳細解説黄瀬戸と織部は、安土桃山時代から江戸時代初期にかけて生産された、桃山陶器の様式が源流である。黄瀬戸は端正な造形と文様装飾、黄色に発色させた釉薬が特徴である。織部は歪みの造形や、緑色に発色させた釉薬が特徴である。黄瀬戸と織部は、現在では伝統的な瀬戸焼における代表的な技法となっている。
加藤圭史氏は、瀬戸市赤津地区で代々製陶業を営む陶房「作助窯」五代加藤作助の長男として生まれ、大学卒業後に生家で作陶活動に入った。瀬戸における黄瀬戸や織部などの伝統的な技法をベースとしつつ、自身の創意工夫を凝らした、芸術性の高い作品づくりを展開している。
圭史氏の祖父にあたる四代加藤作助氏は愛知県指定無形文化財「陶芸 織部・黄瀬戸・御深井焼」、父の五代作助氏は同「陶芸 織部・黄瀬戸」の保持者として認定されている。当代の圭史氏は、歴史ある窯元を守り伝えながら、独創的な世界を構築しつつあり、「黄瀬戸・織部」の技法によって、新たな作風を創出している。

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