鉄道省営乗合自動車
分類 | 国指定 |
---|---|
種別 | 歴史資料 |
所在地 | 名古屋市港区金城ふ頭 リニア・鉄道館 |
所有者 | 東海旅客鉄道株式会社(リニア・鉄道館保管) |
指定年月日 | R4.3.22 |
時代 | 昭和5年 |
詳細解説 | 昭和5年、鉄道省は岡崎(愛知県)~多治見(岐阜県)間、及び途中の瀬戸記念橋(愛知県瀬戸市)~高蔵寺(愛知県春日井市)間に初めて乗合自動車を運行した。本車輌は鉄道省主導のもと東京瓦斯電気工業株式会社(現いすゞ自動車株式会社、一部は日野自動車株式会社など)が製造した車輌で同区間に最初に導入された7両のうち現存する唯一の車輌である。昭和12年4月まで使用され、走行キロ数は25万キロメートルに達した。 全長約6.98メートル、全幅約2.13メートルと大型の乗合自動車として設計され、点火装置、発電機など一部の部品に外国製品を用いたものの、高性能のガソリン機関などほとんどの部品は国内にて製造された。 運行にあたっては、保守点検や修理の方法を含め、様々な制度や仕組みも整備された。我が国における乗合自動車事業が発展していく上で、また乗合自動車の国産化において多大な貢献を果たした本車輌の先駆性や規範性は高く評価され、交通史上、産業技術史上に価値が高い。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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