木造阿弥陀如来坐像

分類県指定
種別彫刻
所在地岡崎市鴨田町
所有者大樹寺
指定年月日S59.2.27
時代平安末期
詳細解説高さ140cm、桧材、寄木造(よせぎづくり)、彫眼(ちょうがん)、漆箔(しっぱく)。
安政2年(1855)に火災のため本尊が焼失し、代わりに京都泉涌寺(せんにゅうじ)から迎えられた本尊である。
当県では比較的数の少ない半丈六(はんじょうろく)の阿弥陀像である。近世補修の手が加えられ、特に膝前の部分はかなり形が変わっているようだが、全体として中央の定朝(じょうちょう)風の手法を伝えている。
当地方にあっては、平安末期の典型的な阿弥陀坐像の遺品の一つとして価値がある。

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