鋳鉄地蔵菩薩立像
分類 | 県指定 |
---|---|
種別 | 彫刻 |
所在地 | 名古屋市熱田区旗屋町 |
所有者 | 青大悲寺 |
指定年月日 | S35.6.2 |
時代 | 室町 応永32 |
詳細解説 | 高さ165cm。 背面下部の右褶部分に「□□助延」、左褶部分に「□巳□□三月七日□□尾張氏女」という陽鋳名(ようちゅうめい)がある。かなり摩滅しているため判読し難いが、その表現様式や製作の良さ等から室町初期と推定される。銘文が「応永二年乙巳」(1395)と判断し得るなら、時代的にも適合するものであろう。 鋳型は前後2部、背面2段で比較的完形を保ち、面相も良い。衣文の流れも明らかで美しく、鉄製と思われない出来を示している。その形態は観聴寺現存無銘の一体に酷似し、しかもより佳作である。また珍しく沓(くつ)をはいた形式である。納衣(のうえ)の下端は観聴寺の直線式に比べて、本像の方が変化に富んでいる。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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