木造伽羅香木阿弥陀如來立像(厨子入)

分類県指定
種別彫刻
所在地刈谷市高松町
所有者崇福寺
指定年月日S30.6.6
時代鎌倉
詳細解説高さ97cm、桧材、一木造(いちぼくづくり)、漆箔(しっぱく)。
寺伝では伽羅香木の檀像(だんぞう)となっているが、現在は漆箔である。特異な面貌と衣文の様式等は密教的ともいえる。加えて、四方開き放ち式の厨子(ずし)や複雑な台座など、像をとりまく雰囲気が、更に神秘的異様感を与えている。唐伝来と称せられる所以である。
表現様式は鎌倉期とみられる。
四方開き放ちの厨子はその扁平な四方柱に唐草文様が螺鈿(らでん)で表され、外は黒漆、内は朱を用い全体に浮文(うきもん)がみえる。他から転用されたものであろう。

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