木造聖徳太子立像
分類 | 県指定 |
---|---|
種別 | 彫刻 |
所在地 | 名古屋市熱田区大瀬子町 |
所有者 | 聖徳寺 |
指定年月日 | S29.2.5 |
時代 | 鎌倉 元弘3 |
詳細解説 | 高さ87cm、桧材、寄木造(よせぎづくり)、玉眼(ぎょくがん)、彩色。 昔、熱田の漁夫が海中から引き揚げた像との寺伝がある。太子16歳孝養(こうよう)の像で童子形をとり、その刀法にみられる技術は鎌倉期特有の強さを持っている。彩色はおおむね後補であるが、面部に古風を偲ばせる彩描がうかがわれる。 昭和20年戦災に遭った時、附近の漁夫によって辛うじて持ち出され、その際に寄木(よせぎ)が分離して、偶然左袖内面に「元弘三年九月三日重兼」(1333)という刻銘が発見され、貴重な標準的彫像となった。加えて、当時の太子信仰の当地方における証例としても意義深い。作者重兼についての詳細は不明である。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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