山水図押絵貼屏風

分類県指定
種別絵画
所在地名古屋市瑞穂区瑞穂通 名古屋市博物館
所有者名古屋市
指定年月日H5.10.22
時代江戸
詳細解説六曲一双 紙本墨画12図各112.7×47.0cm 中林竹洞筆
「文化十年秋孟 竹洞山人成昌写」(右隻右端)・「癸酉秋八月 竹洞成昌写」(左隻左端)款記年記と、「成昌之印」「字伯明」(両隻)と「竹洞」(右隻)の白文方形印、「成昌」「字伯明」(各紙上部)印有り。中国北宋(米芾・蕫源)から明代(文徴明)までの水墨画家の筆意や画法を受けて描き分けた水墨山水図12図が6曲1双の各扇に1枚ずつ貼られている。竹洞における多様で変化に富んだ山水図諸様式への理解と、竹洞様式への収斂の過程が知られる。また、それらの図は 右隻右の春雨の景から夏暁、紅葉・雪景の左隻左端への移行に四季の変化に対する意識が見られる。中林竹洞(1776~1853)名古屋生れ、京都で文人画家として活躍した。

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