名鉄三河線旧三河広瀬駅駅舎
| 分類 | 国登録 |
|---|---|
| 種別 | 建造物 |
| 所在地 | 豊田市東広瀬町 |
| 所有者 | 名古屋鉄道株式会社 |
| 指定年月日 | H19.10.2 |
| 時代 | 昭和前 |
| 指定理由 | 市中心部から約9km東北に位置する旧鉄道駅舎。桁行11m、梁間4.4m、切妻造鉄板葺、平入の木造平屋建。東半に開口部を広くとる開放的なつくりの待合室、西半に駅員執務室等をあてる。外装は下見板張で、腰は厚手の目板を打つ独特なつくりとする。 |
| 詳細解説 | 豊田市中心部から約9km東北に位置する名鉄三河線の旧鉄道駅で、昭和2年(1927)9月17日に開業した。駅舎建物全体は桁行6間、梁間2間半の大きさ、切妻造鉄板葺、平入の木造平屋建である。その平面の東3間半を待合室とし、中央1間半を駅員執務室、西1間を1畳の押入のある3畳大の休憩室とする。待合室の正面南側中央には1間半幅の入口があけられ、上部のレールから釣り下げられた形の大きな両引き戸が付いていた。待合室はほぼ全ての外壁部分に大きな引き違いのガラス戸がはめられている。窓位置には霧除けが付く。外装は下見板張で、腰は厚手の目板を打つ独特な造りとする。小屋組は基本的に和小屋である。 この駅では近くの広瀬やなへの観光客を迎える役目に加え、貨物の取り扱いがなされ、昭和59年(1984)に廃止されるまで、耐火煉瓦の材料である木節(きぶし)粘土などが扱われていたという。またプラットホームの南側にはトラックから貨車に積み込みやすいようにした斜路・高台の跡が確認できる。 プラットホームは駅舎より約10m北側に位置する。当初は、延長40m、幅2.6m、高さ0.6m規模の東西に長い石造構造物をコンクリートで嵩上げしたもので、後に延長80mに拡張され、隣接して流れる矢作川に沿って、緩やかに湾曲する平面となる。南北の両側面には花崗岩の布積をあらわす。貨物用および乗降客用プラットホームの存在やその変遷は、駅舎と同様、この地域の鉄道交通とのかかわりを示す歴史的遺産として貴重な存在といえる。(野々垣篤) |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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