明治村小那沙美島燈台

分類国登録
種別建造物
所在地犬山市内山
所有者財団法人明治村
指定年月日H16.2.17
時代明治
指定理由鋳鉄造、全高6m。工期と立地条件から組立式とされた。燈柱は円筒管4段からなり、上部の点検用デッキを6本の持送りで受ける。燈籠には8面の曲面ガラスを組込み、円錐形の銅板製天蓋と球形の冠蓋を載せる。光源はアセチレンガス燈。当時の工業技術を示す。
詳細解説この燈台は、広島県佐伯郡沖見町の小那沙美島にあって、広島湾と瀬戸内海を結ぶ航路を照らしていた。着工は明治36年(1903)12月、初点は翌年3月1日と記録されており、明治37年(1904)2月6日に開戦となった日露戦争に際して急遽設置されたもので、海抜30mほどの島の頂上に積上げられたプレファブ式燈台である。
総高さ6.7mほどの小さな鉄造燈台で、直径50~60cmの円筒4本を積み重ねて柱とし、最上部の円筒に回廊を付け、6本の持ち送りで受ける。柱の上に燈籠を立てる。燈籠は曲面ガラス8枚を組み付け、内の二枚が開閉する。燈籠の上に銅板製天蓋(てんがい)と頂部に球形の冠蓋(かんがい)を載せる。天蓋は過熱防止と雨仕舞のため二重の傘型、冠蓋は排気筒で、外球の中央に円筒が組みこまれている。光源はアセチレンガス、レンズはフレネルレンズで回転しない不動燈である。
小那沙美島は広島の港から南西へ約9km、厳島神社のある厳島の東の海峡「厳島海峡(幅約1km)」中央にある島で、現在、絵の島と呼ぶ。(西尾雅敏)

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