/2

明治村半田東湯

分類国登録
種別建造物
所在地犬山市内山
所有者財団法人明治村
指定年月日H16.2.17
時代明治
指定理由木造2階建、切妻造、桟瓦葺、妻入の町家で、背後に平屋建の浴室が接続する。正面1階は庇をつけ、両側に男女別の脱衣室への出入口を設け、中央の出格子裏が番台である。男子脱衣室から上る2階は和室2室で、肘掛窓に手摺がつく。浴室の内装は移築時の復原。
詳細解説三河湾の西の奥、港町亀崎にあった銭湯である。間口3間(5.454m)、奥行5間(9.090m)、棟高6.1mである。前側2間(3.636m)が2階建で1階に脱衣場、2階に和室が載る。奥は平屋の浴室である。正面中央の出格子裏に番台があり、左右に男女の入口、土間、脱衣場、浴室となる。左側男子脱衣室から階段があり、2階に昇る。浴室は男女一室の大部屋を高さ6尺(1.818m)の板間仕切りで分ける。奥に浴槽、その手前中央に上がり湯槽があるが、浴槽、上がり湯槽、共に男女つながった一槽で、水面上を間仕切りで目隠ししている。奥壁の両隅に釜場への出入口がある。浴槽、洗い場床、壁、天井、全て檜板を使う。天井は勾配天井で、棟中央に湯気抜き換気口が抜け、越屋根が載る。
銭湯は営業上、水の使用が絶えず、建物部材の腐りが著しい。そのため、この銭湯でも創建当初と思われる部分は脱衣室、2階の部屋、浴室の天井、軸組みなどに限られ、浴室の床や浴槽、釜場は改装頻繁で、移築時には浴室の床と浴槽は新しいタイル張り、釜場には石油ボイラーが設置されていた。(西尾雅敏)

PageTop