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金城学院高等学校榮光館
分類 | 国登録 |
---|---|
種別 | 建造物 |
所在地 | 名古屋市東区白壁 |
所有者 | 学校法人金城学院 |
指定年月日 | H10.12.11 |
時代 | 昭和前 |
指定理由 | 生徒が一同に参集できる規模となるよう計画し、学園関係者等の寄付で再建した。屋根に赤いスペイン瓦を用い、外壁を白系統に塗ったスパニッシュスタイルになる清楚な外観が特徴で、礼拝堂を兼ねる。基本設計は佐藤鑑、実施設計は城戸武男、施工は広瀬商会。 |
詳細解説 | 金城学院は、米国南長老教会のミセス・ランドルフ宣教師によって、明治22年(1889)に創設された私立金城女学校に始まる。昭和4年(1929)、金城女子専門学校附属高等女学部となる。昭和初期になって、新講堂の建設が要望されたことから、教職員、生徒、卒業生、保護者への募金を行うとともに、米国南長老教会の婦人会からの寄付金を加え、実現にこぎつけた。 基本設計は佐藤鑑、実施設計は城戸武男で、昭和11年(1936年)の竣工。榮光館は鉄筋コンクリート造3階建。外観は、彫(ほり)の深いアーチ窓、クリームがかった白い外壁、パラペット上部の赤いスペイン瓦と明るく清楚なスパニッシュスタイル。 内部は、1階に図書室、2階に講堂、3階に講堂2階席と祈祷室(きとうしつ)がある。舞台と客席の境にあるプロセニアム・アーチには縁取りのある大きな半円形を採用。さらに、縦長の窓や出入口の上部にも半円形モチーフを使用している。2階に講堂があるため、その部分の側壁を両側にはねだし、単調になりがちな外観を引き締めている。(瀬口哲夫) |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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