小堤西池のカキツバタ群落

分類国指定
種別天然記念物(植)
所在地刈谷市井ヶ谷町
所有者刈谷市
指定年月日S13.8.8 (S47.11.24追加)
詳細解説小堤西池は、刈谷市の北端に近い丘陵地の西麓にあって、その浅水部にカキツバタが一面に群生し、5月中・下旬頃花を開き美観を呈する。花色は濃紫色が普通であるが、ときに淡紫色のものもある。
池の周辺の湿地にはオオミズゴケやイソノキ、イヌツゲ等を生じる。
昔、この地方一帯に広く自生していたカキツバタの残存地として他の湿地植物と併せて指定されたものであるが、共存していたミスミイ、ヒメコウホネ等は絶滅し、本来の自然状態は失われつつある。
カキツバタ群落の指定地は他に京都市、鳥取県にもあるが、刈谷の本群落が最も規模が大きい。

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