猿投山の球状花崗岩

分類国指定
種別天然記念物(地)
所在地豊田市加納町
所有者豊田市
指定年月日S6.2.20
詳細解説広沢川の河床および右岸の黒雲母花崗岩中に俗に菊石と呼ばれる径4ないし8㎝ほどの球状体の模様が、2ないし3㎝の間隔で密集して岩体一面に分布し、菊花状を呈している。
球状体は、中心が黒く、石英、長石、とくに黒雲母の粒状集合から成り、周辺部がやや白く、正長石、パーサイト長石、石英、黒雲母の放射状集合から成っている。
なお、右岸の断崖をつくっているこの花崗岩は球状体のまわりの部分の風化がとくに進展しているために、球状体が岩塊状に転々とあらわれている。

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