旧龍性院庭園

分類国指定
種別名勝
所在地豊田市猿投町
指定年月日H29.2.9
時代江戸初期
詳細解説旧龍性院庭園は、 猿投山 の 南麓に 位置する 猿投神社の神宮寺の一つであった旧龍性院に所在する。
庭園は、南北方向に約 43 m、 東西方向に約 28 mを測る座観式庭園であり、池泉とその三方を囲む築山、庭園の視座となった客殿などにより構成されている。庭園の成立は、考古学的な所見から17 世紀前半に成立したと考えられる。
庭園は、廃仏毀釈による破却は 免れ たものの 、その後の年月の中で様相は変わってしまった。
しかし、近年行われた調査によって、地割、石組等は 、旧態を良好にとどめ、江戸期の絵図とよく一致することが確認された。
このように、旧龍性院庭園は近世の状況をよく伝え、当時の三河地域の庭園文化のよい事例であり、 その芸術上の価値及び日本庭園史における学術上の価値は高い。

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