犬山祭の車山行事

分類国指定
種別無形民俗
所在地犬山市
所有者一般社団法人 犬山祭保存会
指定年月日H18.3.15
時代江戸
詳細解説4月第1土・日曜日に開催される犬山祭は、犬山城下の産土神である針綱神社の祭礼である。ここでは車山と表記して「やま」と呼ぶ、3層構造の山車が13輌曳き出される。
祭礼は寛永12年(1635)に尾張徳川家付家老の成瀬正虎の奨励で始まるが、車山は慶安2年(1649)から登場し、その後は、山車祭礼として祭礼形態などが徐々に整えられた。
犬山祭りの車山13輌すべてに、独特なからくり人形を搭載する。さらに3町内が母衣(ほろ)や子供競子(けいご)などの練り物で、それは、古い時代からの祭礼出し物である。
車山の曳行は力自慢の手子連が受け持つ。犬山で「ドンデン」と呼ぶ方向転換は祭りの見せ場の一つである。さらに囃子方の子供連が着る豪華な金襦袢は、祭りに一層の華を添えている。夜になると300余の提灯を車山に飾り、そこへ一斉に蝋燭の灯りを点灯する。

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