交代寄合西高木家関係資料

分類国指定
種別歴史資料
所在地名古屋市千種区不老町 名古屋大学附属図書館
所有者国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学
指定年月日R1.7.23
時代江戸
詳細解説西高木家は江戸時代には交通の要衝である美濃国 時とき・多良たら両郷(現大垣市)に所領をもち、多良たら郷ごう宮村みやむらに陣屋を構えた旗本であった。交代寄合という格式を持ち、美濃衆とも呼ばれ、知行地ちぎょうちに在住して参勤交代した。江戸時代を通じ一貫して所領支配を行うとともに、江戸時代前期から幕末まで木曽三川流域の治水を美濃郡代とともに担った事績は特筆される。本件は、同家伝来の質量ともに豊富な文書・記録類と典籍類であり、今回は目録作成が完了した32,756点を指定対象とする。同家の所領支配や家臣団、幕府への公役等に関する資料はその職務と支配の実態をよく示し、治水に関する資料は洪水が多発した木曽三川流域における治水・利水の営みを具体的に明らかにして河川行政研究上に注目されるなど、本資料群は同時代の政治史、社会経済史、治水・災害史、土木技術史さらには古文書学等の研究上に高い学術価値を有する。

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