妙興寺文書
| 分類 | 国指定 |
|---|---|
| 種別 | 書籍・典籍 |
| 所在地 | 一宮市大和町妙興寺 一宮市博物館(寄託) |
| 所有者 | 妙興寺 |
| 指定年月日 | H5.6.10 |
| 時代 | 鎌倉~江戸 |
| 詳細解説 | 本文書は、臨済宗妙心寺派妙興寺の伝来文書である。滅宗宗興(めっしゅうそうこう)によって貞和4年(837)に創建された同寺は、北朝、足利幕府と密接に結びついて寺勢を伸張、その後、豊臣秀吉、松平忠吉、尾張徳川家から寺領を給された。多くの中世文書を有する。 天正末年までの中世文書、近世文書、明治年間のものまであわせると549通ある。巻子本等によく整理されていて、各巻に番号が付してある。その内容の概略は、第二は妙興寺志略と重書注文(元禄7年以前成立)、第七は南北玄興より明治11年までの歴世印可状、第八は近世後期・明治初期の勅壽・綸旨、第九は元禄より明治までの嘱状類、第十四・十五は妙興寺天祥庵規式類、第十六~二十一は、寺領注文、第二十二は年貢注文、第二十三は尾張徳川家歴代黒印状、第二十四~二十六は年貢注文、第二十七は開山仏事請下行帳、第三十二は寄進状類、第三十三は開山自筆重書案、第三十四~三十六は売券・寄進状、第三十七は判物・書状、第三十八は雑文書、第三十九は段銭等請取、第四十は雑文書、第五十は紛失状等である。(他は欠番。)無題の巻子と掛幅は書状、未成巻のものは妙興寺衆徒等出銭注文である。これらの史料により、中世禅林の所領、経営、法などがわかるだけでなく、多くの所領を寄進した荒尾氏、中島氏などの国人の所領形態を知ることができる。 |
はじめに
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
3 文化財ナビへのリンク、解説文・写真の引用等については、あらかじめ愛知県県民文化局文化部文化芸術課文化財室にご連絡願います。
※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
愛知県県民文化局文化部文化芸術課
文化財室 保護・普及グループ
Tel:052-954-6783 Fax:052-954-7479
〒4608501 名古屋市中区三の丸3-1-2
1 文化財ナビ愛知は、県内に所在する国・県指定文化財、国の登録文化財の概要を紹介するものです。
2 解説文は、指定調査の報告書等を基に、愛知県文化財保護審議会委員の監修により作成しました。
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※建造物の詳細解説については、愛知県教育委員会が実施した「愛知県近代化遺産総合調査」、「近代和風建築総合調査」に携わっていただいた先生方のご協力をいただきました。なお、この調査の成果については「愛知県の近代化遺産」(平成17年刊行)、「愛知県の近代和風建築」(平成19年刊行)にまとめられています。
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