絹本著色二十五菩薩来迎図

分類県指定
種別絵画
所在地岡崎市高隆寺町 岡崎市美術博物館(寄託)
所有者大樹寺
指定年月日S30.6.6
時代鎌倉
詳細解説縦129.0cm、横60.4cm
阿弥陀三尊と二十五菩薩が、雲に乗って来迎するところを描いた来迎図である。二十五菩薩は、楽器を奏する菩薩や舞を舞う菩薩、華籠や香炉を捧げ持つ菩薩などが描かれる。画面右下には、往生者は描かれず「南無阿弥陀仏」の名号が金泥で描かれている。仏菩薩像は皆金色に表され、やや形式化しているが、菩薩たちには動きも感じられ、躍動感がある。名号は、時宗で用いられる名号を想起させ、本図の制作背景に時宗が関わっていた可能性がある。来迎図と名号が同一画面に描かれた珍しい来迎図であり、貴重なものである。

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